ツール・ド・小浜再び

2017年5月3日。ゴールデンウィーク後半初日、グランペール田中氏の誘いに応じたteam SUNZOKUのメンバー数名と共に、再び小浜へと向かった。

再び小浜へ

前回小浜へ向かったのは2016年10月8日。このとき一緒に行ったのが田中氏だったのだが、彼はこのコースがお気に入りになったようだ。今回は田中氏からお誘いがあり、team SUNZOKUのLINEにもライド情報が流れた。これに呼応したのが、前回ライドの発起人であるmasabowさん、ちょしさん、novさん、カメさん、そして私。チーム外からは主催の田中氏とOさんが参加した。本当は兄貴も参加するはずだったんだが……。

私は自走で行ける範囲は自走というポリシーなので、今回も自走を選択。しかし、以前よりトレーニングがちゃんと積めておらずロングライドに耐えられるか若干の不安があった。

小浜ライド当日

集合が出町柳駅のファミマに9時ということで、4時起床。起床時体重58.05kg。朝ごはんはこれ。

最近お気に入りのフルグラリッチテイスト、ダノンBio、パンとコーヒー。食べ過ぎと思われるだろうが、ロングライドにはこれくらいのエネルギーは必要である。

ライドの準備をしていると、残念な情報が入ってきた。実は、この時点で兄貴はまだ大阪へ帰省しておらず、前日に脱社して深夜12時を回ってから東京を出発していた。しかし、ゴールデンウィークの影響による渋滞があまりにも酷く、時間までに集合場所に行くことができないと判断。途中で東京へ引き返すと連絡してきたのだ。久しぶりに兄貴と走れると思って楽しみにしていたのだが、残念だ。

今回は軽量のTCR Advanced SLで出撃。が、フロントチェーンリングが55-42Tなので、無駄な消耗は避けられないという矛盾。早くノーマルギアもちゃんと揃えよう。

出発~小浜まで

6時半過ぎにいったん出発するも、忘れ物に気づき家に取りに帰る。6時45分に改めて出発。ややギリギリの時間である。集合時間に間に合わせるべく淀川河川敷を飛ばす、飛ばす、飛ばす。1時間49分28秒(グロス1時間58分19秒)、54.58km、224.2W、NP245.8W……。おかげで集合時間には間に合ったが、後230km走る人とは思えない飛ばしっぷり。このときは不随意運動もあまり起こらず、右足首の調子は良かった。

集合地点に到着したのは9時10分ほど前。飛ばしたおかげで割と余裕だった。初めましてなOさんに挨拶するなどしてからグループライドスタート。まずは京見峠を超える。途中までは一定ペースだったが、後半に田中氏がペースを上げると全くついていけず。全員にぶち抜かれてあっという間に最後尾となった。12分6秒、236W。嗚呼、今日は私が1番遅い人なんだな。

その後は皆でローテを回す。道の駅「美山ふれあい広場」で1回目の休憩。有名だというジェラートでエネルギーを補給した。

再出発後も皆でローテを回す。ただ、途中の坂が結構厳しい。右足首の調子も次第に悪くなってきた。何回か千切れるかもと思ったが、結局最後まで遅れることなく小浜市内に到着できた。

今回のライドの初期目標は、わらじかつ丼等で有名なこだま食堂に行くことであった。しかし残念なことに、当然と言えば当然だがゴールデンウィークの影響でとても繁盛しており、とてもじゃないが入ることが出来なさそうだった。ということでこだま食堂は諦め、近くの市場で寿司を買って外で食べることになった。

これはこれで美味い。ファミマで再補給(笑)後、復路についた。

落車

さぁ帰ろうと出発した直後、アクシデントを起こしてしまった。交差点を左折しようとした際、道路にできたクラックにタイヤを取られて左側に転倒、落車してしまった。左肩を強打、左ひじ、腰、膝に軽度の擦過傷。頭も打ったが、もちろんヘルメットを被っていたので事なきを得る。肩に痛みはあるが、骨折は避けられた。自転車も無事。擦過傷さえ何とかすれば自走で帰ることができそうだ。

で、こんなこともあろうかと持って行っていたのがこれ。

ガーゼ、トフメル(擦過傷に塗る軟膏)、テープ、バンドエイド。しかし、肝心のはさみを忘れていた……。カメさんとちょしさんが近くのお店に買いに行ってくれたおかげで、擦過傷を手当てすることができた。

復路

再スタート。皆の計らいで手負いの私はローテーションから外してもらい、後ろから2番目でひたすら付き位置にしてくれた。最後尾ではなく2番目なのは、こちらの方が空気抵抗が少ない(と言われている)から。いわゆるエースポジションだな。最後尾はじゃんけんで勝ったカメさんがエスコート。

ここからはひたすら国道367号線を南下。平坦は強烈な向かい風が皆を襲う。山岳地帯では何回か千切れるもペースコントロールをしてくれたおかげでなんとか耐える。最後の1~2kmで本格的に千切れてしまったが、カメさんの緊急アシストによって頂上付近で合流できた。

田中氏は途中の交差点で滋賀方面へ抜けるためお別れ。その後、元気なメンバーによるアタック合戦が勃発するも、私は後方でお見送り。再度合流後、無事に出発地点まで戻ってくることができた。本当はここから自走で大阪まで帰るつもりだったが、怪我のことも考慮し、ちょしさんの車に乗せてもらって自宅まで送っていただいた。

7時間28分01秒、228.50km、30.7km/h、79.7rpm、142bpm、平均パワー171.6W、NP207.9W、TSS363.4、4611.1kJ。

その後

翌日以降、1日12時間以上眠る日が3日続く。当然、まともに自転車に乗れるはずもないしブログを更新する気も起きない。というか、その体力がない。寝正月ならぬ寝ゴールデンウィークだった。体を回復させるために食べていたら当然のように体重が暴発。1時期62kg近くまで増えた。

日曜日になってようやく体が回復する兆しを見せ、月曜日には回復。仕事には何の影響もなかったとさ。

まとめ

ゴールデンウィークに小浜へ行ってきた。ライド自体は楽しかったのだが、落車で皆に迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

今回のライドで2つ反省点を挙げるとすれば、1つ目は自走ではなく車載で京都に向かうべきだったこと。やはり、290km近く走るにはあまりにトレーニング量が足りてなかった。今までやってきた無謀とも思える300km超のロングライドが、いかにそれまでのトレーニングの積み重ねの上に成り立っているのかが今回よく分かった。2つ目は、往路で飛ばし過ぎた。後半に向けて体力を温存しなければならないのに、集合時間に遅れると焦ってしまった。

今回の記事でポジティブなことを書くとすれば、ロングライドに限らず、応急手当のセットは常に持っていた方がいいということかな。絆創膏を1個持っているだけでも役に立つことがある。特にグループライドの時は、最低1人は救急キットを準備していた方がいいだろう。

ボーイスカウトのモットーに、次のような言葉がある。

備えよ常に

是非、実践しよう。

最後に

ライドをご一緒した皆さん、ありがとうございました。また、本当にご迷惑をおかけしました。特に、ちょしさんは疲れているにもかかわらず家まで送っていただきありがとうございました。こんな私ですが、機会がありましたらまたよろしくお願いします。