第16回ヒルクライム大台ヶ原 since2001(2018年大会)チャンピオンクラス10位

2018年9月10日

2年ぶりに参加した大台ケ原ヒルクライム。体調不良に悩まされ、非常に苦しい大会となってしまった。

大台ヶ原ヒルクライムは個人的に気に入っているレースの1つであるが、去年は仕事の都合で参加することが出来ず。従って、今年は2年ぶり3回目の出場になる。7月のエントリー時はジストニアの症状がまだまだ治まっていなかったが、過去に優勝していることもありチャンピオンクラスにエントリーした。ただ、今年の目標はあくまで赤城山ヒルクライムであり、この大会に合わせこんで何かするということはしない方針にしていた。

レース前日まで

乗鞍が終わった後からトレーニングをローラーメインに変更、久しぶりに20分2本という王道のトレーニングを積み重ねてきた。大台ケ原1週間前には20分278W、275Wとそこそこ良い数値を記録した。しかし、何事もやりすぎてしまうのが私の悪い癖。どうもトレーニング負荷が高すぎたようで、体調が悪化して体重は乗鞍から4kgも激増した。

レース前日、13時に家を出発して15時半過ぎに受付会場である上北山小中学校に到着した。ここで、チームメイトのnovさん、maCさん、鳥飼さんと偶然遭遇。

鳥飼さんはチャンピオンクラスに出るものとばっかり思っていたが、実は年代別だということをこの時初めて知った。ナンテコッタイ。アシストする気満々だったんだけどな。受付後、いつも利用している旧上北山小学校に移動。

ゼッケン番号が不吉なので、逆さまに付けてみるなど。車中泊の準備が終わると特にすることがなくなるので、18時頃にはすでにうとうとモード。今年は花火の爆音にやられることもなく眠りについた。

レース当日

3時起床。起床時体重57.20kg……。わざわざコンクリートのところまで行って測ったので間違いないのだろう。どうなってんの。

朝食はいつも通りフルーツグラノラハーフ。

……なのだが、肥えているせいかあまり食が進まない。200gくらいで満足してしまう。他には明治プロビオヨーグルトR-1など。

いつもはローラーでアップ→スタート地点に移動して荷物預けという順番なのだが、今回は戦略を変更。先に荷物を預けてしまってから、スタート時間ぎりぎりまでアップするスケジュールにしてみた。駐車場からスタート地点が近く、かつ、会場のアナウンスも聞こえるのでできる芸当だ。

6時頃アップ開始。15分アップした後、5分290Wを目安に上げていく。体重増加の影響か無駄にパワーが上がっていき、結局5分307Wとなった。普段のトレーニングでもこんな数字はあまり出ないぞ。嬉しいやら悲しいやら。5分流した後、2分320Wを2本行って心拍を上げようとするも1分330W 1本で精神的に撃沈。狙った心拍数まで全然上がらず、アップとしては失敗だったかも。

この時点で6時半。ローラーなどを車に片付け後始末が終わったのが6時40分。一旦スタート地点に向かうが、グローブを忘れて取りに戻ったら6時50分。結局、スタートラインに並んだのがスタート5分前の6時55分だった。1番最後に現れたのに、歴代チャンピオンということで前方2列目まで押し出される(苦笑) チームメイト、TeamGreenRoadの面々、チャンピオンクラス優勝候補の渡辺さんや森田さんに軽く挨拶してたら、すぐにスタート時間となった。

レース本番

レーススタート。いきなり渡辺さんがかっとんで行く。自分で追走する気はさらさら無かったし、流石にこの時点で誰も追走しないってことは無いだろうと踏んでここは様子を見る。案の定、数名が追いかけていくのでその流れに乗っかる。落車ポイントである道幅が狭くなる地点と橋を越えた先の90°右コーナーは5番手付近で通過。ここまでは想定通りだった。

しかし、勾配がきつくなり出すと全然ダメ。体重増加の影響をもろに受けてズルズルと後退するしかなかった。右足首の不随意運動も酷くなる。ここでチーム戦に出場しているTeamGreenRoadが先行、動画撮影会となる。

流石今年の乗鞍チャンピオンクラス4位(兼松さん)と年代別優勝者(中治さん)、余裕度が違う。滅茶苦茶応援されるも、残念ながら激坂区間の序盤で千切られてしまった。

しばらく1人旅だったが、激坂区間中盤でチーム戦に出場しているSUNZOKUのチームメイト3人が追いかけてくるのに気づく。5号さんは千切れたらしく、ちょしさんとカメさんが1号さんを引っ張っているようだ。チームメイトのところまで下がって風よけになるか、このまま自分のペースで登り続けてニンジンになるかで少し迷ったが、後者を選択。追いつかれないようにひたすらダンシングで粘る。

ドライブウェイに出てシッティングに戻すと、意外にも右足首の不随意運動があまり起こらなくなっていた。不随意運動を引き起こしている筋肉が疲れて、収縮力が弱ったせいだろう。ドライブウェイでペースアップした結果、チームメイト3人は見えなくなった。結局、単独でフィニッシュラインを通過してチャンピオンクラス10位、手元の計測で1時間17分46秒、244.7Wだった。

動画はこちら。見どころは初っ端の渡辺さんの飛び出し、得意のエアロポジションでぶっ飛んでいく森田さん、TeamGreenRoadの後ろ姿などかな。

レースを終えて

ゴール後、いろんな方とお話した。

チャンピオンクラス優勝の渡辺さんと、あっという間に復調した2位の森田さん。渡辺さんの笑顔が爽やかすぎるぜ。

チームメイト&関係者と共に。

そして下山。しかし、途中の休憩地点でバシューンという音が鳴り響く……。

決戦用タイヤがパンク。あれ、下山中のトラブルはカメさんのオハコだったはずなんだけどな。不吉なゼッケン番号のせいということにしておこう。まぁ、下ってる途中に起こらなくて良かった。

今回もチームメイトが大活躍。まずは鳥飼さんは年代別(26歳〜35歳)で優勝!

表彰台インタビューで「来年も年代別で出ます」宣言が飛び出し、周囲がざわつくw 本人曰く「お金を払って休日に家族を残し好き勝手にレースにでるなら勝負できるクラスに出て結果を出すがいちばんだと思いますので今後も年代別で勝負します(顔本より)」とのこと。確かに。

novさんは年代別(46歳〜55歳)で2位表彰台を獲得!

MTB45歳以上ではmaCさんが4位入賞!

最後は、チーム対抗でSUNZOKUが2位!

来年は6連覇したTeamGreenRoadの牙城を崩したいものだ。優勝、入賞した方々、おめでとうございます。来年は自分もあの舞台にカムバックしたいなぁ。

まとめ

体調がすぐれず、全くもってダメな結果に終わった。いくら何でもベスト体重+4kgじゃどうしようもない。「この大会に合わせこんで何かするということはしない」という方針は間違ってたな。やはりモチベーションは大事だということを改めて認識させられる大会となった。

さて、次のレースはいよいよ赤城山ヒルクライムである。当初は連覇、乗鞍終了後に下方修正してを表彰台の獲得を目標に掲げていたが、今のコンディションでは流石に困難だろう。あ、でもモチベーションは高いよ(早速反省を生かさねば)! 今シーズンのラストレース、どんな結果に終わろうととにかく大会を楽しみたい。

最後に

team SUNZOKUリーダー、Sunzoku 1号さんによるレースレポートがチーム公式HPに掲載されてますので、よろしければご覧ください。