I’m back.

フィギュアスケートの高橋大輔選手が現役復帰を発表したことだし(関係ない)、ニセコクラシックまで1週間を切ったこのタイミングでブログを再開させることにした。

リハビリの経過

ブログを中断していた理由は、ジストニア(右脚)のリハビリに集中したかったからだ。

リハビリをしながら、体重を減らし、パワーを上げて、レースで優勝を狙う。こんなことは無謀にもほどがあった。「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言うが、私の場合は三兎も四兎も同時に追っていたことになる。

しかし、他の人が生き生きと自転車乗ってる様子を見ると、負けず嫌いな自分の性格上どうしても「速く走りたい、強くなりたい」という欲が出てしまう。その影響で力んでしまい、右脚が暴れるのであれば本末転倒だ。右脚が治れば、パワーなんて後からいくらでも取り戻せるさ。絶対、きっと、多分……。

と言うわけで、エントリー済みだったレースは軒並みDNS(ただし、ハルヒルにはHANAKENのそっくりさんが出現した模様)。TwitterもFacebookもLINEもStravaも封印して雑音を全て排除、今度こそ完全に右脚のリハビリだけに集中することにした。

おかげで、死亡説が流れたり、チームメイトに心配をかけてしまったり、友人の結婚式のお誘いをぶっちしてしまう(まさかのハルヒルと同日でどうせ行けなかったけど)というアクシデントにも見舞われたが、4ヶ月間以上潜伏しつつ地道にリハビリを続けた結果、私のペダリングベクトルはこうなった……!

ちなみにこれは実走時の記録。ローラーだとこんな感じ。

90度を超えた付近から右脚に余計な力が入っていることが見て取れ、残念ながらまだ完治しているとは言いがたい。

しかし、以前とはシチュエーションが全く異なる。以前は足首が動かないように自分でかなり力をかけ続けながらペダリングしていたのだが、今はその必要がほぼ無くなった。つまり、自然にペダリングしても足カックンしなくなったのだ。

ここまで改善したのには、服薬量も関係している。4月まではアーテン1日2錠とパーキストン1日2錠だったのを、5月からアーテンはそのままでパーキストンを倍の1日4錠に変更した(ライド前にアーテン1錠、パーキストン2錠)。パーキストン(エルドパ)は運動の誤差を検知する役割を果たすと考えられているドーパミンの材料で、量を倍増したことによってさらに効果が出たようだ。

データ上も改善は顕著で、平均ペダリング効率の左右差も平均すると5%を切ってきた。

日によっては右脚が左脚を上回る日もある。この調子で左右差0%へ収束させたい。

まとめ

ジストニアになってから2年半以上が経った。もう自転車を続けたくないと絶望する日もあったが、ついにトンネルの出口から光が見えてきた。完全に治る日が来ることを信じて、このまま続けて行くのみだ。

さて、今週末はニセコクラシック。久しぶりのロードレースだ。グランフォンド世界選手権の出場権獲得とか贅沢なことは言わない。とにかく怪我無く完走を目指すぞ。

余談:ハルヒル

私のそっくりさんが出現したらしいハルヒル。順位はタイムトライアル70位、ヒルクライム1位!……+100で101位だった。自己ベストから12分以上遅れたとさ。

最後に

大阪北部地震に遭いましたが、実家の壁がちょろっと崩れた以外は特に大きな被害もなく元気です。ブログは気負わずぼちぼち更新していこうと思いますので、今後もHC HANAKENをよろしくお願いします。