幻の赤城山ヒルクライム2018 群馬旅行記(前編)
台風24号の影響により、赤城山ヒルクライム2018は中止となってしまった。しかし、単なる旅行として群馬を存分に楽しんだ。
赤城山ヒルクライム2018はヒルクライムが中止に
例年、シーズンラストのヒルクライム大会として参加している赤城山ヒルクライム。過去には年代別とチャンピオンクラスで各1勝ずつしており、相性のいい大会だ。しかし、今年はチャンピオンクラスではなく年代別にエントリーした。自己ベストから12分落ちのタイムだったハルヒル本番の翌日がエントリー開始というタイミングだったため、超弱気になっていたのだ。
今年はジストニアのリハビリかつ来年に向けてのベース作りを目的としたトレーニングを重点的に行っていたため、パフォーマンスはあまり上がっていなかった。それでも出るからには結果が欲しい。大台ケ原ヒルクライム以降は、トレーニング内容を一旦レース志向に切り替えてインターバルを強化したと同時に、減量もきっちり行う。最盛期とは程遠い強度でしかトレーニングすることができなかったが、うれしい副作用としてぎくしゃくしていた右脚のペダリングがどんどん元に戻ってきた。もしレースが開催されていれば、現状でどれくらいパフォーマンスを発揮できるかのベンチマークになるはずだった。
しかし、2018年9月21日に台風24号が発生。思いっきり日本列島直撃コースであり、週末に上陸予想……。レースが行われるかどうかはかなり微妙な感じだったが、とりあえず開催される前提で行動することにした。
幻のレース前日まで
今回のお供は、兄貴、義姉さん、友人のユルン、そして「鳥人間」井上君だ。彼は2016年に鳥人間コンテストに出場した筋金入りのバードマンで、ジャイアントストアつくばの練習会でちょくちょくユルンと一緒に練習しているらしい。彼も赤城山ヒルクライムに出ると言うので、一緒に行かないかと誘ったのだ。また、井上君は自転車競技の強豪校である鹿屋体育大学に3年次編入することが決まっていて、夢を追いかけ続けている。
東京、つくば経由、前橋へ
金曜日の朝、Defy Compositeに付けていた165mmクランクをTCR Advanced SLに移植する作業を行う。普段のトレーニングはずっとDefy Compositeで行っていたため出来るだけ同じポジションに調整したかったのと、チェーンリングを53-39Tにしたかったためだ(フラグ)。
夜に新幹線で東京へ移動。
東京在住のユルン宅に泊めてもらう。翌日の土曜日、群馬へ向けて出発。まずは井上君をピックアップするためつくばへ向かった。
車中でTwitterなどをチェックしていると、榛名湖マラソンやPeaksといった他のイベントが次々と開催中止になったという情報が流れてくる。この時点で赤城山ヒルクライム公式HPはいつまでに中止の判断をするかという情報は載っているものの、中止のアナウンスは無し。というか、開催する気満々なのではという雰囲気すら漂っていた。
井上君をピックアップした後、どうしても自転車の追加メンテナンスが必要だったのでジャイアントストアつくばへ向かう。
フロントチェーンリングのギアが変わって (50-34T → 53-39T) チェーン長が足りないことは分かっていたのだが、バタバタしていたためすっかり交換を忘れていたのだ。
ジャイアントストア大阪で散々お世話になった「スタッフ」井上さんが出迎えてくれた。さくっとチェーンを交換してもらい、ついでにフレームを奇麗にしてもらい、さらに変速の調整もしてくれた。感謝。
昼飯を食べてから前橋へ向けて出発。この頃から雨脚が強くなる。13時を過ぎたころ、Twitter経由で今回の大会が中止になったことを知る。これ以降、Twitterのタイムラインに食べ物の写真が溢れかえる。しかし、私は明日の起床時体重がどれくらいになるか気になったので、どか食いとかはせず普通に過ごすことに決めた。
とりあえず参加賞は貰っておこうと言うことで、15時頃に受付会場であるグリーンドーム前橋に到着。物販ブースで今年もワットバイクチャレンジを行っていたので、全員でふるもがき。
私が1番しょぼかった (´・ω・`)
ステーキ真樹
兄貴達と合流してホテルにチェックインしてから、本遠征2番目の目的から1番目の目的へ昇格した場所へ向かった。
鹿屋体育大学3年次編入合格を祝うサプライズパーティーという名目で、井上君には何も言わず「ステーキ真樹」へ連れていく。我々からのささやかなお祝いだ。まぁ、HANAKEN一家にとっては4年連続なんだけどねw
オーナーシェフの真樹さんは、去年から自転車を始めたローディーだ。
真樹さんも赤城山ヒルクライムにエントリーしており、大会中止になってしまったことを本当に、本当に、本当に残念がっていた。
仙台牛160gを頂く。
マジで絶品。
ナチュラルにサイスポの最新号が出てくるステーキハウスは、間違いなくここだけだろう。
自然と自転車の話で盛り上がり、22時を過ぎても話題は尽きなかった。来年のハルヒルで再会することを約束して、店を後にした。
ホテルに戻り、「天気次第では登れるかもね~」とか言いつつ11時頃に就寝した。後編へ続く……。
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