三味線アタックを仕掛けたら逆に抹殺されたライド 238.7km

2016年2月18日

自転車用語「三味線」とは、「ゆっくり走りましょう」「ポタリングで」と言いながら、紳士協定を破ってアタックを仕掛けたりペースアップをすることである。

レースで知り合いになったniko chanさん、H.Tさんと、niko chanさんの知り合いであるDoggyさんと一緒に、滋賀と奈良の間の峠を走り回ってきた。

元々は、29日にniko chanさんとビワイチに行く予定だったのだが、29日に優先させたい用事が発生したため、ちょっと無理を言って30日のライドに混ぜてもらったのだ。

事前に走行ルート案を見たのだが、峠ばかり……。niko chanさんはStravaで有名なKOM荒らしMt.富士ヒルクライムでゴールドリング、H.Tさんは伊吹山や大台ケ原で表彰台に上がっている猛者。私の体重がやばいことになっているので、間違いなく抹殺されるだろうなと思っていた。

出発~大津

4時50分起床。体重を計ると56.85kg……オワタ\(^o^)/ とりあえずフルーツグラノラハーフを400g食べてエネルギー充填完了!

集合地点は大津。自走で行ける範囲は自走というポリシーなので、もちろん自走を選択。2時間20分ほどで到着。他の方もすぐにやってきた。

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「niko chanさんが狙っているセグメント以外は、ポタリングで」という協定の元、9時に出発!

大津~和束

直後に、国道422号線の登りが始まる。軽快に登り始めるプロトン一行。1回先頭交代が行われたところで、1人が紳士協定を破ってアタック!

私(ぉぃ

いや、なんか体が勝手に反応して(言い訳

真実はこうだ。実は、以前に登ったことがある短い急勾配の坂だと勘違いしており、1kmくらいならなんとかなるかな? と思っていたのだ。だが、ふたを開けてみれば平均勾配3%、距離4kmと全く逆のコースプロフィール。完全にやらかしたw

当然、アタックには全員がついてくる。しばらく後ろで耐えていたが体重差はいかんともしがたく、私はniko chanさんとH.Tさんに置いていかれてしまった。

しかし、いったん下ってからの登り返しから、TTポジションをとって全開で追走を開始する。H.Tさんとの距離は50m以上開いていたが、トンネル前で追いつくことができた。差し切りたかったなー(遠い目

私のアタックで勃発した予定外の国道422号線クライムは、トップがniko chanさん、H.Tさん、私、Doggyさんという着順になった。niko chanに完全に抹殺されたが、H.Tさんには一矢報いたぞ……!

結局、私にとってここが今日のハイライトだった。

トンネルを通過した後は、均等にローテを回しながら和束まで行く。Doggyさんは、家庭の急用によりここで離脱。

和束~奈良

3人で和束を出発し、道が分かるH.Tさんを先頭に穏やかに(笑)に進む。

だが、私の心はあまり穏やかではなかった。先ほどの全開走行で脚に負担をかけすぎたのか、右足外側広筋膝側の腱に違和感を感じ始める。やはり、この時期にあんな強度は無謀だったようだ。

怪我をするのは避けなければならない。できるだけ違和感を感じる部分を使わずに、極力左足だけでペダルを回す。

なんだかんだしてるうちに、奈良公園に到着。

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鹿がいっぱい

80号線クライム (東紀寺三丁目-大和茶看板)

この名前のセグメントは、奈良公園のすぐ南側からスタートする。niko chanさんの今日の目的は、このセグメントを獲ることだったらしい。この時期にガチTTとか、私はようやらんw

とりあえず脚に不安も抱えてるし、置いていかれるのは分かっているので、どこまでついて行けるかチャレンジすることにした。

スタート。始めからありえないペース。突っ込むなぁ。

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あ、やばい。すでに脚パンや。

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脚が回わんねぇ……!

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わずか1分で抹殺された……。脚の不安とか全く関係なかった。

後は自分のペースでゆっくり登る。途中で道を間違えたかと思ったので3分くらい停止。結局2人には9分近くも待たせてしまった。

niko chanさんは、残念ながらKOMゲットならず。やはり予定外バトルにより脚を削られてしまったようだ。

奈良~大津~帰宅

ガチTT後はみんな疲れていたので、平穏なペースで進む。走りながら、レースとか機材の話題で盛り上がる。楽しいひと時だった。

集合地点のコンビニに戻ってきてさらに談笑後、大津から大阪まで65kmをノンストップで帰宅。家に帰ってきたら、体重が57.80kg……減るどころか増えてるw

まとめ

体重は嘘をつかない。重力に引っ張られるのは、いかんともしがたい。やはり、私はハイパワーで押し切るタイプではなく、体重を落として登るタイプのクライマーなのだということを、再認識した。

なお、三味線アタックは本気で決めてしまうと嫌われるので、ネタとして使うべし。

最後に

niko chanさん、H.Tさん、Doggyさん、ありがとうございました。めっちゃ寒苦楽しかったですw また揉んでください。