長崎でトレーニング

出張で3日間長崎に行ってきたので、自転車で長崎市周辺を走ってきた。そこには、ヒルクライムの練習にはもってこいの道路が待ち受けていた。

長崎といえば、海と山が近くて登りが多いイメージだ。シーズン中ならいいトレーニングができると喜び勇むところだろう。だが今はオフシーズン。ベスト体重から5kg増え、登りは激遅になっているだろうなと思っていた。案の定、平地の少ない長崎のワインディングロードの洗礼を受ける羽目になったw

長崎空港~長崎駅 1時間19分44秒

初日は時間に少し余裕があったのだが、どこにも寄り道はせず長崎空港からまっすぐ長崎駅に向かった。理由はこの荷物。

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パソコンやら体重計(ヒルクライマーの悲しい性!)のせいで、推定15kg以上。こんな荷物を背負って山に登りたくないw

ほとんど下調べをせずにやってきたので、道路看板に従ってひたすら国道34号線を走る。途中、鈴田峠 (2.1km, 3%) と日見峠 (3.2km, 4%) を超える。やはり、登りはいつもよりしんどい。その代わり、秋のさわやかな気温も相まって下りはとても爽快だった。

鈴田峠は、勾配が緩くしかも交通量が多そうなので、わざわざ練習で来ようとは思わないだろうな。日見峠はそこまで勾配はきつくないが、車の往来が少ないので練習するにはいい環境だと感じた。

信号停止などを含めた経過時間は1時間33分08秒。空港から市内への移動は、どんなに長く見積もっても2時間あれば十分だろう。

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長崎駅前

稲佐山 12分19秒

2日目は研究会と飲み会でノーライド。3日目は帰る日だったのだが、このままだと行って帰るだけになってしまうと思い、早朝に稲佐山へ。

長崎市の西にある稲佐山は、「縁切り山」として有名らしい。彼女or彼氏と一緒に登ると、その後別れることになるらしい。自転車と別れるのはごめんだぞ(違

稲佐山頂上に向かうルートは2つあるようだが、今回はロープウェイのある東側から登るルートを選択。全長2.8km、平均勾配8.2%と、なかなかの激坂だ。

予想通り体が重い。シーズン中なら39-28Tでひょいひょい登ったのだろうが、思うように前に進まない。もだえ苦しみながら12分19秒でゴール。もう少し速く登れるとは思うが、まぁ今はタイムを求める時期じゃないので全く問題なし。

実際走ってみて、このコースはトレーニングに向いていると思った。勾配の緩急が結構あるので、インターバルトレーニング、ぺーシングの練習などいろんなトレーニング目的に使えるだろう。ただ、観光地なので昼間は車でごった返すんだろうな。

その後、稲佐山の頂上展望台まで行って写真を撮る。

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稲佐山山頂から

iPhone5sだと、これが精一杯。Photoshopでいろいろいぢってみたけど、もとの素材が悪いのでどうしようもなかったw

長崎駅~長崎空港 2時間55分15秒

ホテルをチェックアウトし、長崎空港へ向かう。帰りは時間があったので、少し遠回りすることにした。国道206号線を北上して国道207号線に入り、大村湾沿いを走ることにした。

とりあえず長崎平和公園に立ち寄る。

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平和への思いを新たに、再出発。順調に国道206号線を抜け、国道207号線へ入る。国道207号線は、日本の海岸線らしくアップダウンが多いワインディングロードだった。また、「酷道」というほどではないが、これが国道かと思うくらい道が狭かった。まぁよくある話だが。

途中で、目的地の長崎空港が左手に見えた。直線距離は近いが、あそこに行くためにはぐるっと遠回りをしないといけない。どうせなら国道207号線側の海岸線に空港を作った方が便利だったと思うんだけど、どうしてこうなった? まぁ地質的な理由とかいろいろあるのだろう。

いったん国道34号線と合流し、すぐに海岸線を走る県道37号線へと入る。小さい登りを2つ超えて再び国道34号線へ。ここまで来たら、空港まであと9kmほどだ。

しばらく普通に走っていたが、何か様子がおかしい。なんか見たことある光景だ。しかも登っている。空港まではもう登りはないはずなのに。そして表れる、「長崎」と書いてある青い看板 orz

思いっきり道を間違えた。右へ曲がるべきところを左へ曲がり、国道34号線を長崎市内へ向かう方向へ走っていたのだw 鈴田峠をも通り越し、9km近くも逆走していた。仕方がないので来た道を戻り、無事に長崎空港へ到着した。

飛行機の時間にはかなり余裕があったので事なきを得たが、これが時間ぎりぎりだったらやばかった。迷ったときはちゃんと道を確認するべきだ、って当たり前か。

また行きたい、長崎

今回は、時間が少なかったので長崎市周辺しか走ることができなかった。しかし、長崎には他にも登りがいのある坂がいっぱいある。雲仙なんかはかなり魅力的だ。今度は、シーズン中に私用で行ってみたい。