2017年後半に導入した新機材を紹介(リアディレイラー編)

2017年後半に導入した新機材を紹介する。今回はリアディレイラー編だ。

RD-9070を破壊

前回のブレーキ編に引き続き、今回もTCR Advanced SLの話である。以前まで使用していたリアディレイラーはこれ。

Dura-Ace Di2の電動変速だ。しかし、10月の小浜ロングライドで突然変速しなくなる。どうやら内部でギアが折れたらしい。

DURA-ACE製品に対する保証

しょうがないので、リアディレイラーを新調しようか考えていたところ、兄貴から

「ヅラには保証あるよ」

「な、なんだってー!?」

と、教えてもらう。以下、Shimano公式サイトの「シマノ製品の保証」より引用。

株式会社シマノは、小売店からシマノ製品(新品部品)を購入されたお客様に対し、DURA-ACE及びXTRに関しては購入日から3年間、またシューズについては1年間、その他の製品については2年間に限り、材料及び製造において生じた不具合につき保証します。(中略)

おぉ、本当だ。これは新品の状態で戻ってくるに違いない! ……と思って続きをよく読むと、こんなことが書いてあった。

製品を定期的に点検して通常のサービスや交換の必要性をチェックするのはお客様の責任となります。尚、以下に記載する項目に関しては保証いたしません。

1.通常の使用において自然に生じた摩耗及び品質の劣化。

2.シマノ製品で、改造されたもの、放置されていたりメンテナンスが悪いもの競技または商用に使用されていたもの、不当あるいは乱暴に扱われたもの、もしくは事故に遭遇したもの。(後略)

滅茶苦茶該当するんだけど orz 落車したときについた傷も思いっきり付いてるしなぁ。

ダメ元で、いつもお世話になっているジャイアントストア大阪にRD-9070を預けてきた。数日後、スタッフから電話がかかってきて「やっぱり保証対象外でした」と当然の通告。やっぱりな……。

RD-R9150

そんな訳で、リアディレイラーを新調する必要性に迫られた。この際だからバイク軽量化のため全部SRAM RED(紐)にすげ替えてやろうかという邪念も生まれたが、変速ワイヤーが切れるのを嫌って電動に変えたのに今更紐に戻っても……と、あっさり候補から外れる。

取り付ける相手は決戦用兵器。しかも、クランクもフロントディレイラーもすでにR9100系列になっている。最早RD-R9150以外に選択肢は無かった! RD-R9150は外通での取り扱いが少なく、割引もほぼされていない。自分が調べた限りでは外通も含めてAmazonが最安値だったので、ポチっとな。

ジャイアントストアから電話がかかってきた、僅か数時間後の出来事だった。

取り付け

取り付けは至って簡単。アーレンキー1本あれば十分だ。

Before……

After.

一瞬で取り付けは完了した。変速調整しているとき、フロントインナーの状態でギアを重い方に上げていくと、最後の2枚に入らなくてまじで焦った。故障か!? と思ったら、どうも仕様のようだ(間違ってたらすまん)。

インプレッション

使用感は以前のRD-9070と全然変わらない。従って、インプレッションとか大袈裟なことを書く内容は無い。バシッと変速が決まる。それだけだ。まぁ、そこが重要なんだけど。

ただ、アウタートップ or フロントアウターでリアが2番目に重いギアの時、インナーに落とそうとしたらインナーに落ちず、先にリアが3番目に重いギアに変速することに多少戸惑いを感じた。その状態になって初めてインナーに落とせるようになる(つまり2回フロントシフターのクリックが必要)。メカには優しい機構なのだろうが、鬱陶しいな。多分設定変更できると思うけどまだ試していない。

まとめ

RD-R9150を紹介した。TCR Advanced SLは、クランク、フロントディレイラー、リアディレイラーがR9150系列となり、左右シフターのみが9070系列という状況になった。これはフラグか!? いや、自重しよう……。