第9回美ら島オキナワCentury Run 2018(50kmの部)に参加してきた
2018年1月14日。ファンライドイベントの美ら島オキナワCentury Runに参加してきた。
はじめに
基本的にレースしか自転車イベントに出ない私ではあるが、唯一の例外がこの美ら島オキナワCentury Runである。2015年、2017年と参加し、今年で3回目だ(荒天で「修行のようだった」とされる2016年はエントリーせず神回避)。
今回は、いつも一緒に走っている兄貴と沖縄在住の友人れざ氏に加え、盟友ユルンを誘う。加えて義姉さんというメンバーだ。このイベントは、160km、100km(ヒルサイドコース)、100km(シーサイドコース)、50kmを選ぶことが出来るが、義姉さんの体力を考慮して50kmをチョイス。4人で義姉さんをエスコートするという、まさに「花より男子」状態となったw
ちなみに、私は輪行袋に即入れられるという理由だけでTCR Advanced SLを持参した。兄貴と義姉さんはMadone 4、ユルンに至っては輪行がめんどくさいという理由で自転車は持って行かず、れざ氏からローラー用の自転車をレンタルした。
美ら島オキナワCentury Run前日
兄貴、義姉さん、ユルンの東京組は金曜日に沖縄入り。私は仕事の都合上、土曜日の午前中に沖縄へ入った。定刻よりも滅茶苦茶早く10時20分頃に那覇空港へ到着。皆と合流した後、れざ氏お勧めというタコライスの店(キングタコライス普天間店)へ食べに行く。
タコライスチーズ野菜。山盛りだ。テイクアウトも出来るらしいが、外で食べたらこぼしまくるだろうな。
今回、前日受付は恩納村のメイン会場(恩納村コミュニティセンター)か那覇市内の免税店(DFSギャラリア・沖縄)のどちらかを選択できたので、全員後者を選択。わざわざ恩納村まで行く必要が無くなったため、土曜日は割と観光に時間を割くことが出来た。
まずはうるま市にある勝連城跡へ。
首里城とかと比べると規模は滅茶苦茶小さいが、急峻さはこちらの方がはるかに上だった。
勝連城を出発し、まだ時間もあるし行ってみるかということで、160kmのコースにもなっている海中道路をドライブ。海の駅あやはし館へ立ち寄る。ここは160kmコースの第7エイドステーションらしい。
那覇市内へ戻りDFSギャラリアで受け付けをさくっと済ませた後、夕食へ。ジミーという食べ放題をやってる店で食べまくる。しかし、食べることに専念しすぎて写真を撮り忘れるという失態。ブロガーとしては失格だ。ここのケーキ類が美味しくて、全員1ホール分以上は食べてたなw
ホテルに戻り、翌日の準備を調えて0時頃就寝。
美ら島オキナワCentury Run当日
5時半起床。起床時体重59.10kg。前日あんなに飯喰ったのに、思ったほど増えてなかった。朝食は前日ジミーで仕入れておいたパン2つ、野菜ジュースとリポD 2本。これで十分だった。
往路(那覇~スタート地点)
れざ氏、ユルン、そして私の3人は、那覇市内から自走した。兄貴と義姉さんはスタート地点まで車で向かう。自走組の我々は7時に出発。
往路は私が8割ほど先頭を牽く。ユルンが先頭に出たとき、彼はレンタル自転車+フラペ & スニーカーだったためそんなに飛ばさないだろうと油断してたら、完全に置いて行かれそうになった。涙目になりながら400W以上で追走する羽目に。
快調に飛ばしていたが、れざ氏のリアタイヤがパンク。見事にホッチキスの芯が突き刺さってた。
パンクにより多少時間はロスしたものの、スタート地点の恩納村コミュニケーションセンターには9時前に到着。出走確認が9時半から、スタートが10時半なので超余裕のタイムスケジュールだ。最後尾付近からスタートして悲しい思いをした2015年の教訓(エイドステーションに食べ物がほとんど残ってなかった……)を活かし、最前列を確保。
この位置でスタートすれば、流石に最後尾まで落ちることはないだろう。兄貴と義姉さんとも無事に合流し、スタートを待った。
Century Run本編
予定通り10時半にスタート。ユルンが先頭に立ち、少し間を開けて義姉さん、兄貴、れざ氏、そして私と隊列を組んだ。途中で飛び出して写真を撮るなど。
今回もcyclowiredのヘタレことフジワラ氏が取材で駆け回っている。序盤はあんまり抜かしてくる人も少なく、先頭付近で第1エイドステーションのおんなの駅なかゆくい市場に到着。
塩ちんすこうとか食べ放題。
義姉さんの体力がしっかりと回復したところで出発。途中の丘越えで、ケイデンスが低すぎてパワーが「0」と表示されるなど。悲しい。そんなこんながありつつ、あっという間に第2エイドステーションのファーマーズマーケットゆんた市場に到着。
じゅーしーおにぎり食べ放題(あ、もちろん後ろの人のことも考えてねw)。美味かった。
義姉さんの体力が(略)出発。信号のない交差点で足止めを喰らって隊列から千切れ、20秒ほどスプリントするなど。そんなこんながありつつ、あっという間に第3エイドステーションの残波岬ロイヤルホテルに到着。ここは昼食会場だ。
ほぅ、今年はゴーヤーカレーか。前日の夜にたらふく喰ったせいか、この量でも十分だった。
義姉さんの(略)出発。走行中の義姉さんが車に乗ったメディアの方からインタビュー & 映像撮影を受けるなど。ちらつくヘタレフジワラ氏の影。そんなこんながありつつ、あっという間に最終第4エイドステーションのホテルムーンビーチに到着。
ミニロールケーキとコーヒー。美味しかったのだが、前日に山ほどケーキを食べていたためしばらくスイーツはいらんなという意見で全員が一致したw
義(略)出発。残りは8.5km。丘を2つほど越えればゴールだ。
ここまでは義姉さんをアシストするべく低速走行に徹していたが、最後の丘越えだけは遊ぼうと心に決めていた。丘が近づいてきたので、先頭を走っていたユルンに「遊ぶぞ!」と声をかけアタック。れざ氏もついてくる。おりゃ~っと丘を登っていたら兄貴まで来てるしwww まさか義姉さんを見捨てて来るとは思ってもみなかったので、完全に予想外。さらに、れざ氏の自転車に異音発生、安全のため踏むのを止めた。
兄貴が義姉さんの救出に向かっている間、れざ氏の異音の原因を調査する。その結果、リアホイールのスポークが折れていることが判明。ツール・ド・おきなわで落車したときのダメージが残っていて、急激に負荷がかかったため折れたらしい。ゴールまではそのまま走り続け、復路は兄貴のホイールを借りることで事なきを得た。
そして、全員無事にゴール。しばらく自転車に乗ってなかった義姉さんが無事に完走できるか心配だったが、余裕で(?)乗り切れた。良かった良かった。
ゴール地点で取材中のヘタレフジワラ氏に遭遇。
我々のことを覚えていたようで、「あ、また参加してる」と思っていたそうな。
復路(スタート地点~那覇)
兄貴と義姉さんを除く3人は自走で帰らないといけないので、アフターパーティーには参加せずそそくさと会場を後にした。さぁ、ここからが本番だ。先頭交代を拒否し、100%先頭で鬼引き開始! ……と、思ってたのだが、後半は多少失速してしまった。それでもまぁまぁの強度だったのでよしとしよう。17時45分頃にホテルまで戻ってくることが出来た。
5時間28分32秒(10時間45分01秒)、135.77km、25.0km/h、77.2rpm、130bpm、平均パワー131.4W、NP196.7W、TSS238.4、2587.9kJ、平均ペダリング効率46.9%(左: 52.2% – 42.3%: 右)。
イベントを終えて
夜は沖縄に来たときはたいてい利用している夕月で打ち上げ。自転車談義で花が咲いた。翌日、昼の飛行機で帰阪した。
おわりに
第9回美ら島オキナワCentury Run 2018に参加してきた。景色は綺麗だったし、美味しいものをたくさん食べたし、それなりにトレーニングっぽいこともできたし、満足の3日間だった。ただ、50kmコースは3回も走ったのでそろそろ食傷気味。今度は家族全員で100kmコースに挑戦したいなぁ。何かの弾みでガチ勢ばっかりになってしまったら、当然160kmコースだ。
冬の沖縄は走りやすい。オフシーズンなのでホテルも安い。このイベントに限らず、ちょっとしたサイクリング旅行をするならこの時期はおすすめだ。
余談
他のコースのエイドステーションはどうだったか知らないが、50kmコースのエイドステーションにはバイクラックが用意されてなかった。去年はちゃんと設置されていただけに残念。予算が削減されたのだろうか。アンケートにもこのことは書いておいたし、来年はバイクラックが復活していることを望む。
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