第5回榛名山ヒルクライム in 高崎 ハルヒル2017(後編) エキスパート38位 TT+HC19位
ハルヒル2017に参加してきた。後編は、日曜日に開催されたヒルクライムレースの模様をお伝えする。
ヒルクライムレース当日
2時起床。起床時体重57.95kg。ちなみにユルンは朝食を食べた後の体重が57.9kg前後だったらしい。私の方が遙かにデブであることが明らかとなった。それでも朝食はきっちり摂る。今回はフルグラとバナナ。いつもはフルーツグラノラハーフを食べるのだが、現地調達できず。家から持ってくれば良かったなぁ。
予定通り3時過ぎに宿を出発。4時前には榛名高校の駐車場に滑り込んだ。4時半にアップを開始。
15分アップの後、5分296.2W、5分レスト、2分326.1W、3分レスト、2分339.7W、ダウン8分で合計40分。去年の赤城山と比較しても遜色ないというかそれ以上の出来だ(5分289.3W、2分324.7W、2分324.8W)。ただ、思いの外強度を上げすぎたせいで右足首がどんどん言うことを聞かなくなり、平均ペダリング効率53.9%(左: 61.1% – 48.4%: 右)とレース本番前にしてすでにやらかしてしまった感満載である。
ちょっとしたハプニングがあり、機嫌がすこぶる悪い兄貴。下山荷物預け締め切り時間ぎりぎりまでアップを続ける。機嫌を取ろうとする義姉さん。せつなす。
下山荷物預けはなんとか間に合い、選手集合場所へ。MIVROの方々が集まっていたのでそこに混じって談笑する。去年の大会で年代別を争い優勝したA木さんは、親指骨折の影響で練習不足らしい。Facebookでちょくちょく近況は確認していたが、なんとなく復活してるのかな~と勝手に思ってたので意外だった。
エキスパートはグロスタイム計測。従ってできるだけ前に陣取っていた方が有利なのだが、今回は1個目の鳥居前でリストラされるのは確実だったので、6列目か7列目くらいでいいやと陣取り合戦には参加せず。目標は、高負荷に対する右足首の反応を把握すること。ついでに46分を切れればいいな。当然過去ワーストタイムになるが、非現実的な目標を立てても仕方がない。体の状態を見ることを最優先にした。
レース本番
レーススタート。最初は耐えるのみ。第1チェックポイントまで粘りたかったが、小学校を過ぎた辺りで早々に遅れ出す。第1チェックポイントを過ぎて6、7人の小集団が形成されるも、オーガナイズする人がいないのでローテが上手く回らない。
私は右足首の不随意運動が増悪して付いていくのが精一杯。ダンシングを多用して不随意運動を誤魔化しつつペダリングするが、不随意運動は止まらない。周りの人は「こいつ変なペダリングしてて危ないな」と思ったに違いない。(不随意運動が増悪して)少し千切れては(不随意運動が治まって)追いつき、少し千切れては追いつきを数回繰り返した後、完全に脱落。単騎で神社を超えて激坂区間に突入した。
前からぱらぱら落ちてくる選手数名を抜きながら進む。4名ほどになった小集団は依然として前に見えるが、追いつける雰囲気ではない。そうこうしていると、激坂区間後半から始まる最初のヘアピンで森田さんにずばっと抜かれる。くっそ速い! この辺りでようやく不随意運動が落ち着いてエンジンが掛かりだし、パワーが上がっていくが時すでに遅し。森田さん他年代別の選手2人に抜かれたが、3人目にゴール前まで食らいついてそのままフィニッシュ。
44分58秒、14.51km、19.3km/h、82.1rpm、174bpm、平均パワー263.9W、NP268.7W、TSS60.9、711.5kJ、平均ペダリング効率56.3%(左: 62.9% – 51.1%: 右)。
レースを終えて
結果は38位。公式リザルトはグロスタイム計測のため45分5秒だったが、手元の計測では44分58秒と46分どころか45分を切れた。ということで、46分を切るというとてつもなく低い目標は達成した。
榛名湖へ向かう下りや下山整列場所で、他の選手達と健闘をたたえ合う。
圧倒的な早さで私を追い抜いていった森田さんは年代別とCOPPA DI HARUNAで圧巻の総合優勝。グランペール大島さんは去年の骨折から復活されてエキスパート10位。みんな絞れている中、太った○タが約1名。
兄貴は42分6秒で年代別7位、ユルンは42分37秒で年代別10位! ……あれ? TTでは兄貴に1秒差、ユルンには34秒差で勝ってたんだけどな。ってことは、今回の私のリザルトは純粋に体重が重かっただけ……? ナンテコッタイ。
れざ氏は目標であった2年連続1時間切りを達成することはならず。Gさんは初出場にして55分台を記録。うちの親父は神社コースで余裕の1時間越えなんだがw 根っからのアスリートだなぁ。
1番残念だったのは、親父と共に神社コースにエントリーしていた義姉さんがDNFだったこと。第1チェックポイント付近で力尽きたようだ。ただ話を聞いてみると、フロントギアがずっとアウター50Tに入っていたようで、回収してくれたスタッフの人に「フロントはメカトラブルですか?」と聞かれて初めて気がついたらしい。前半も割ときつい勾配があるのに、そこをアウター固定で登ってきたのだから恐れ入る。
今回は縁がなかったが表彰式を見る。
森田さんの勇姿を眺めつつ、またあそこに戻ってきたいと決意を新たにしたのだった。
レース打ち上げは、Gさんリクエストでしこたま焼き肉を食べる。夜は兄貴の家に泊めてもらい、翌月曜日にゆっくりと帰阪した。
まとめ
ハルヒル2017に参加してきた。TTもヒルクライムも満足のいく結果を得ることは出来なかったが、純粋に旅行としてはとても楽しい時間を過ごすことが出来た。来年もまた出たいな。
さて肝心の右脚の状態だが、確実に上向いている。確かに今回のレースでも不随意運動が増悪してコントロール不能になることもしばしばだったが、以前と比べるとだいぶ不随意筋収縮の力が弱まっているように感じた。実際、不随意運動の指標にしている平均ペダリング効率もシッティング時は63%(左: 71% – 58%: 右)と、以前より明らかに数値が向上している。菰野や伊吹山ではふくらはぎが攣りかけたが、それもなかった。まだまだ治ってないにせよ、良い方向に向かっているのは間違いない。というか、そう信じたい。
また、体重を落とすことが出来ればまだまだ戦えそうだとも感じた。まぁ、ジストニアのリハビリをしつつ減量するのが難しいから、こんなデブをキープせざるを得ない状態になっているのだが。どこかの段階で減量はしなければならないので、じっくり取り組むことにしよう。
次戦はMt.富士ヒルクライムである。過去2回は完全に黒歴史で相性の良くない大会だ。今回は選抜ではなく年代別だしリザルトも気にしないという方針なので、お祭りだと思って楽しんできたい。
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