実はTCRが入院していた件

最初は、些細なトラブルだと思っていた。しかし、ショップでは解決できず、まさかの本社送りとあいなった。

自転車が入院

実は、TCR Advanced SLを購入してからしばらくして、サドル付近から「パキッ」という音鳴りが発生するようになった。最初はあまり気にしてなかったのだが、やはりサドルは命を預ける部分なのでショップで見てもらうことにした。最初にジャイアントストア神戸で見てもらったのだが、とりあえずサドルが原因ではないようだということだけは分かった。ジャイアントストア大阪にも2回ほど持ち込んだ。どうもシートクランプに原因がありそうだったが、やはり音鳴りを治すことはできなかった。そこで、いったんTCRをジャイアントの本社に送って原因究明することになった。いわば入院である。ツール・ド・八ヶ岳が終わった直後にTCRをショップに預けた。

原因と解決

数日後、ショップから連絡が届いた。それによると、インテグレーティッドシートポスト (ISP) 部分を詳細に採寸したが仕様から外れた数値は出なかったとのこと。何で測定したかはわからないが、金尺ってことはないだろうから、おそらくノギスかマイクロメーターだろう。ノギスだとしたら0.05mm、マイクロメーターなら0.01mm単位の計測が可能である。まぁ、普通に考えればノギスかな。いずれにせよ、ジャイアントのカーボン成型の精度は相当高いことが分かる。

結局、シートポスト部分に防水加工なんかに使う薄いテープでわずかな厚みを出したところ、音鳴りがやんだ。ほんのわずかに、シートポストとシートクランプの間に隙間があったようだ。

まとめ

ISPはトラブルと結構めんどくさいが、自転車は命を預けるものなのでどんな些細なトラブルも解決しておいた方が良い。とりあえず安心して自転車に乗れるようになったので、めでたしめでたし。