第11回榛名山ヒルクライム in 高崎 男子C(40歳以上~49歳以下)29位
兄貴です。
実は昨年末に第一子が誕生し、育児に仕事にという状況で参加するか相当悩み、結局エントリー期日になってようやく申し込んだので、久々に参加することにした。
第1回から連続参加している榛名山ヒルクライム in 高崎(通称ハルヒル)だが、2020年の第8回大会は中止、一昨年の第9回大会はコロナ自粛要請のお電話があり、昨年の第10回大会はうっかりエントリー期限を忘れて申し込み損ねたため3回連続不参加となっていた。
正直に言って、体重が60kg以下、下手すると50kgも切るような生粋のクライマーと比較して、最大斜度10%を超えるシーンではパワーウェイトレシオで圧倒的に劣っているので、特別苦手意識を持っているわけではないにしても、かなり不利と言える。
これまでの戦績を(自分で振り返る意味でも)改めてまとめると
開催年 | カテゴリ | タイム | 順位 |
---|---|---|---|
2013年(第1回) | 榛名湖コース 男子 30―39歳 | 51:18.222 | 79位 |
2014年(第2回) | タイムトライアル | 10:50.828 | 75位 |
榛名湖コース 男子 30―39歳 | 48:39.733 | 62位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース)男子 | 59:30.561 | 60位 | |
2015年(第3回) | 個人タイムトライアル | 9:55.701 | 20位 |
榛名湖コース 男子 30―39歳 | 43:43.598 | 17位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース)男子 | 53:39.299 | 15位 | |
チーム戦(榛名湖コース) | 2:13:49.471 | 7位 | |
2016年(第4回) | タイムトライアルレース | 9:38.752 | 13位 |
榛名湖コース 男子 30~39歳 | 42:04.395 | 7位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース)男子 | 51:43.147 | 13位 | |
榛名湖コースチーム戦 | 2:08:22.199 | 1位 | |
2017年(第5回) | タイムトライアル男子 | 9:31.255 | 16位 |
榛名湖コース 男子 30歳以上~39歳以下 | 42:06.343 | 7位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース)男子 | 51:37.598 | 7位 | |
2018年(第6回) | タイムトライアル 男子 | 9:39.744 | 16位 |
榛名湖コース 男子 30歳以上~39歳以下 | 44:55.483 | 40位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース)男子 | 54:35.227 | 27位 | |
2019年(第7回) | タイムトライアル 男子 | 9:32.206 | 14位 |
榛名湖コース 男子 30歳以上~39歳以下 | 43:57.392 | 47位 | |
COPPA DI HARUNA (個人タイムトライアル+榛名湖コース) | 53:29.598 | 20位 | |
2020年(第8回) | (コロナ蔓延により開催中止) | ||
2021年(第9回) | (県外参加者への自粛要請によりDNS) | ||
2022年(第10回) | (申し込み忘れにより不参加) |
といった感じで、レース自体ではコンスタントに入賞などはしているものの、42分切れそうなところで頭打ちとなっている。
この3年ほどの間に(体重も増えたけど)それなりにパワー面では強化されているし、昨今の全体のレベルアップ、レースの高速化を考えるとせめて41分台で走りたいと思っていた。
機材
毎年、年に何度か試走をしていたが、2020年4月ごろからのコロナ禍以降は2021年4月に1度走ったのみで、その時もMadone 7でのアタックだった。
ハルヒルの斜度を考えると気持ち的には重量面で少しでも軽いMadone 7を持っていきたかったが、当日の予報はかなりの確率で雨。雨の中、カーボンリムでのダウンヒルは、たとえゆっくりであってもブレーキが効かなさすぎて生きた心地がしないので、安全面を優先してディスクブレーキのÉmonda SLRで走ることにした。一度も榛名山で乗ったことがないので若干賭けにはなるが、こればかりは仕方ない……。
ホイールは斜度を考えるとリム高37mmの一択かなということでAeolus RSL 37、ギアについてはMadone 7で53-39Tと12-28Tで足りないイメージはなかったので、いつもどおりのフロントチェーンホイールは54-41Tと、リアカセットは10-33Tとした。
サイコンと車載動画用のカメラは、昨年のツール・ド・おきなわと同じく、ちょっと重いけどGarmin 1040 SolarとGoPro HERO 11 Black。
レース前日
例年、受付は榛名体育館で行っていたが、高崎市街から遠く、宿泊の関係などを考えると高崎駅東口が楽かなと思ったのでそちらを選択、宿泊についても利便性を考慮して高崎駅周辺とした。
ホテルにチェックインしてすぐ高崎駅へ向かう。東口から地上階への降り方がよくわからなかったが、下のロータリーに出たら場所はすぐにわかった。
受付と荷物預け入れを済ませ、次は夕食へ。翌日レースなので炭水化物メインで、高崎といえばパスタ、ということで「はらっぱ」で赤唐辛子とにんにくたっぷりのパスタをいただく。
辛い物好き、ニンニク好きにはたまらないが、ちょっとレース前日に食べるのはよくなかったなw 寝るときにおなかの中でこいつらがコラボで暴れたので寝つきが悪かった……。
レース当日
3時起床。起きてすぐ軽量化して体重測定すると68.0kg。ひと月前に72.0kgだったことを考えるとまあ頑張ったかな……。朝食はレースまで時間がそれほどないので、胃腸の負担のことを考えて最近は軽めに、黒糖ロールパン4つにKAGOMEのグリーンスムージーのみ。
ひとまず雨は上がっていたので、最後まで天候がもってくれることを祈りつつ、とりあえず早めに準備して4時半ごろには車で指定の駐車場に向かう。榛名体育館へ向かう国道406号線が毎年渋滞するのは織り込み済みだが、なぜか国道406号線へ右折するかなり手前から渋滞している……。さすがにこれはちょっと様子が? と思ったら、君が代橋西交差点で右折しようとしたハルヒル参加者と思われる車とFDが大クラッシュして大破する事故が発生していた。
国道で乗用車2台の事故 前方付近が大きく破損 群馬・高崎市 | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
吹っ飛び方が尋常ではなかったが、ニュースによれば双方とも意識はあるようなので不幸中の幸いか。そこからは特に渋滞することもなく駐車場へ滑り込んだ。バイクを組み立てて準備したらそのまま会場へ。
アップしていなかったのでどうしようかと思ったが、時間もないので結局バイクを並べてしまった。
レース
ネットタイムのレースは集団後ろからスタートがセオリーだったが、最近は序盤から高速になることも多く、先頭に追い付くのに脚を使いすぎるとタイムにも響くので第2ウェーブの集団中ほどからスタート。アップもしていないのであまり上げすぎないように気を付けつつも、先頭を追おうと先を見ると……あれ? ペース速すぎね? こんな速かったっけ?? こちらも5倍前後では踏んでいるがこれでは到底追い付けないことを悟って早々に諦めた。
そこからはある程度ペースを保ちつつ、前走者を使ってポジションを上げていく。初心者ゴールで15分は切っているので、序盤のペースとしては悪くないかなと思いつつ中盤セクションへ。
感覚的に遅くもないけど、速くもなくて微妙な感じではあったが神社も30分は切っていて、これなら42分は切れるなと思っていた。
神社を過ぎるとすぐにハルヒルの難所、最大斜度14%まで上がる激坂が500mほど続く。ケイデンスも80を若干下回るが脚も回っているし、パワーも最大で400Wくらいなので緩んだところから300Wくらいで踏めばタイムは悪くないはず……と思っていたら、ノーアップの影響もあるのか、緩んだところから微妙に踏めなくなってしまった。
斜度の緩むつづら折りでスピードに乗せていかないとタイムは稼げないが、ここで完全にロスして撃沈。ゴール前100mほども斜度が上がるがここもそれほど上げきれずにThe End。
タイムは手元の計時で43分15秒だった。
レースを終えて
ハルヒルで雨に見舞われるのはこれまでの経験からすると珍しいが、榛名湖まで降りると完全な土砂降りだった。
とりあえず荷物を受け取って冬用アンダー、ジャケット、ビブタイツに着替え。例年、冷えるといいつつもアームウォーマー、レッグウォーマー、ウィンドジャケットでしのげてしまうので、ここまでいらないかなと思って迷ったが、冷えるのはごめんなので今回については正解だった。
天気は悪いが、コロナで自粛されていた売店なども復活して以前の雰囲気を取り戻していた。せっかくなので久しぶりに群馬県産の豚肉を使ったカツカレーをいただくことにした。雨なのでテントの席に行くと、そこにはお久しぶりの面々がおり、O倉さんや松kさんなどと談笑しながら3年間の近況を聞くことができた。
レースの内容としては、最近では過去一不甲斐ないものとなってしまった。完全に坂道の走り方を忘れているし、レース前のアップはやはり入念に行うべきだった。ギア比についても、赤城や富士ヒルはいいとして、榛名山レベルになったらもう少し適切なものを選ぶべきかもしれない。それと周囲の参加選手を見ていて不思議だったのが、50mm以上のリム高のホイールを使用する人が一定数いるように見えたけど、平均時速考えると実は理にかなってたりするんだろうか?
あとはやっぱり、体重、かな。
ヒルクライムで成績を残したければ、そろそろ本気でカリカリまで絞ることを考えなければならない(逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……!)。
最後に、今回は単独行動として妻と赤ちゃんには留守番をしてもらったが、ただでさえ大変な時期にトレーニングにレースに応援してくれた上、遠征中もワンオペで頑張ってくれた妻に感謝をささげる。
車載動画
こんな中途半端なリザルトの車載動画など、あまり需要はなさそうですが、この体重でもこれくらいでは登れるんだぞってことで公開します。
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