コンタドールが2017年も現役続行の可能性を示唆、「自分のチームを持てたらね」

コンタドールは、「何らかのトラブルがあった場合」に限り、2016年に引退すると発表している。しかし、スペインの日刊スポーツ紙ASの記事によると、コンタドールはまだまだ第一線で走る気満々のようだ。

ソース

大元のネタはASの記事だが、残念ながら私はスペイン語が読めない……。そこで、英語で記事の内容を紹介してくれているCYCLINGTIPSの記事を基に、一部だけ紹介する。

まぁ、内容は記事のタイトル「Contador says it is ‘more and more likely’ he will continue in 2017 if he can set up his own team(コンタドールは、もし自分のチームが設立可能なら2017年も続ける可能性がとてもとても高くなる、と言っている)」が的確に表してるけどね。

新チーム設立へ

新チームを設立したいというニュースは、CYCLING TIMEなどの記事ですでに流れている。しかし、具体的なロードマップなどは示されていなかった。今回、かなり具体的な数字が出来た。

記事によると、新チーム設立の進捗状況は50%とコンタドールは語っている。ツール・ド・フランスでトップを争えるチームを作りたいようだ。すでに複数のスポンサーと接触しており、年間予算1500万ユーロ(2016年2月16日のレート、127.79円換算で19億1685万円!)の獲得を目指している。そして、新チーム設立に成功すれば、2017年以降も現役を続行したいと考えているようだ。

「ツール・ド・フランスと新チームが鍵で、チームは(設立に)近づきつつある。引退を考えるのは、私に競争力があり野心的でトップレベルにあると記憶されたいからだ。もし、私にツールでのオプションがなくなったら(競争力が無くなったら)、自転車を降りるだろう。」

これまでもいろんな噂があったね

コンタドールと言えば、F1ドライバーであるフェルナンド・アロンソと組んで、新しいチームを作ろうという噂が2009年頃にあった。このニュースは、F1界でも結構話題になったものだ。今回の新チームにアロンソが絡んでいるかどうかは全く不明だが、一度決裂している & F1の方で全くニュースにならないところを見ると可能性は低そうだ。

また、CYCLINGTIPSの記事では、「Tinkovを解雇された元監督のビャルネ・リースとの関係があるかどうかは不明だが、リースが自転車界復帰に向けて動いていることは知られている」、と指摘している。確かに、ツール・ド・フランスに出場するレベルのチームを1から作ろうと思ったら、優秀な人材がたくさん必要だ。リースが招聘されていたとしても、何ら不思議ではないだろう。

まとめ

一応、公式的にはコンタドールは2016年に引退する。しかし、引退を撤回する可能性が出てきたかもしれない。

コンタドールが引退を濁すのは、こういう事情があったからのようだ。コンタドールファンからすれば、これは良いニュースに違いない。もはや伝説と言っていいモルティローロ怒りのごぼう抜きの再現を、2017年も見られることを期待したい。

最後に

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トップ画像 by filip bossuyt