休養の大切さ

休養は練習の一部である……と、頭では分かっていても、ストイックな人ほど休養はおろそかになりがちである。自分の場合はどうか? と考えると、やはり休養が足りてないのかもしれない。

実は、先週の土曜日に大腿四頭筋が悲鳴を上げた。練習ではなく用事のため自転車で移動していたとき、突然両足が痛み出したのだ。速度が25km/hくらいでの出来事だったので最初は筋肉痛かと思ったのだが、2、3日経っても痛みが引かない。どうやら軽度の肉離れが発症してしまったようだ。

原因は、連続して高強度の練習をし過ぎたためだと思われる。高強度信号レピテーションを2日連続、その翌日には2時間ローラー。週に1回は完全休養しようと思っているのに、8日連続で練習していた。自分で決めたルールを自分で破って自分を痛める。まさに自業自得だ。

休養をたった1日しか取らずに練習を再開したのもまずかった。痛みが引かないのでまともに走れない。練習効率もへったくれもない。ただただ苦痛でしかなかった。木曜日になってようやく休養を決意したが、この判断は遅すぎた。こういう時は怪我を直すことが最重要にも関わらず、体をリセットしたくない、絶好調を維持したいという欲が、判断を曇らせてしまった。

これで絶好調は終了するだろう。残念ではある。幸いなことに、ツール・ド・おきなわに向けてはまだ時間がある。逆に考えれば、フレッシュな状態からまたコンディションを上げていけるということだ。

休養に入って今日で3日目。ようやく脚の痛みも引いてきたが、力を入れるとまだ少し痛む。おきなわまであと3週間。今は我慢の時だ。