Garmin VIRB Editのウィジェットをカスタマイズする方法

Garmin VIRB Editにおけるウェジェット(ゲージ)のカスタマイズ方法を、小数点第何位までデータを表示するかを例に紹介する。

VIRB EditをEditする

私がYouTubeにアップしている動画は、Garmin VIRB Editで最終処理を行っている。VIRB Editを使えば、簡単にデータを動画にオーバーレイすることができる。デフォルトで用意されているウィジェット(ゲージ)の種類は相当数ありデザインの自由度は非常に高い上に、自作することができるというのが素晴らしい。

今回は、ゲージに表示するデータの桁数を変更する方法を紹介する。なお、私のPC環境はWindows 10 (Ver. 1607) である。

1. Garmin Gauge Builderを起動する

まず、カスタマイズしたいゲージを右クリックすると「ゲージを複製および編集(ベータ)…」という項が表示されるので、クリックする。今回は、パワーゲージを選択した。

カスタムゲージの名前を決定して続行する。

すると、Garmin Gauge Builderの画面が起動する。

2. 詳細編集する

しかし、今回はこのGauge Builderの画面は使用せずに詳細編集を行う。ファイルから詳細編集を下記の画面のように選択する。

すると、マニュアルのPDFとメモ帳の2つが起動する。

ゲージはJson形式で記述されており、そのデータ仕様はマニュアルに記載されている。今回は、データの小数点表示を変更する編集を行う。小数点の桁数を決めているのは、"valuePrecision"というキーだ。

今回は、小数点2桁を表示させたいとする。ここでは、以下の図のように"valuePrecision"の値を2に変更した。

最後に、上書き保存すれば編集は完了だ。

3. VIRB Editで実際にカスタムゲージを使用する

さて、編集が終了したのでVIRB Editに戻る。すると、編集したゲージが現れているはずだ。

後はデフォルトゲージと同様に、ドラッグアンドドロップでゲージを動画編集画面に持ってくれば使用可能だ。

小数点2桁のデータを表示したことによって数字がメーターに被ってしまった。これを解消するためには、Gauge Builderの画面で大きさを調整すればよいだろう。

まとめ

Garmin VIRB Editでゲージをカスタムする方法を紹介した。今回はデータの桁数を変更する方法だけ紹介したが、他のカスタマイズ方法はマニュアルに書かれている。もちろん、Gauge Builderの画面を使えば視覚的に簡単に編集可能だ。最近では、4GB以上の動画データを扱えるようになったり4K出力に対応したりと使い勝手がさらに向上している。動画を作ったことがないという方も、カスタマイズしたゲージと共に動画編集に挑戦してみてはいかがだろうか。

なお、自分で作成したテンプレートやゲージは、以下のフォルダに保存されている。

“C:\Users\(自分のユーザー名)\AppData\Roaming\Garmin\VIRB Edit\Telemetry"

参考にしていただきたい。

その他VIRB Edit,動画

Posted by HANAKEN