ツール・ド・小浜 288.3km

2016年10月8日。雨降る降る詐欺もなんのその、team SUNZOKUの2名とグランペール田中氏と一緒に小浜へ行ってきた。

ビワイチから小浜へ変更

当初、この日は田中氏とビワイチに行く予定だった。しかし、team SUNZOKUのLINEにmasabowさんから「小浜へ行きませんか?」という提案が。国道162号線を延々と走って小浜へ向かい、帰りは国道367号線を延々と走って京都市内へ戻る時計回りのコースらしい。目的はベーストレーニングということだ。小浜は前から行ってみたいと思っていた場所だったし、ビワイチはこの前のゴールデンウィークに行ったばかりで食傷気味だったので、田中氏にこのイベントに乗っからないかと提案したら快諾してくれた。

参加者は、team SUNZOKUからmasabowさん、ちょしさん、私。そしてグランペール田中氏を含めて4名。前日までの天気予報は雨で皆やきもきしたが、降水確率が減ったので強行開催となった。なお、自走で行ける範囲は自走というポリシーなので、当然今回も自走である。

小浜練時計回り

3時起床。起床時体重57.75kg。最近はこの辺の数値をうろちょろしている。

今日の朝食はこちら。

オリジナルのフルグラを投入。レース前は必ずケロッグの「フルーツグラノラハーフ」だが、味はカルビーの「フルグラ」の方が好き。今日は食べた量をちゃんと量ってみたが400gだった。感覚と一致しているので驚いたw そのほか、写真に写っているパン全部、ダノンbio自家製梅ジャム乗せ、アイスコーヒー3杯。

今回の使用機材はDefy Compositeを選択した。練習では53-39Tのフロントチェーンリングを使いたいのだが、TCR Advanced SLのチェーンがまだ50-34Tに合わせた長さになっており使えなかったのだ。

往路、自宅~小浜まで

集合地点は京都上賀茂のローソン、集合時間は7時。2時間半あれば間に合うと踏んで4時半に出発しようと思った。しかし、思いのほか準備に時間がかかってしまい気づいたら4時50分……。慌てて出発。出発が遅れた分飛ばしたいところだったが、まさかの向かい風 orz DefyにはDHバーを装着しているので、それを駆使してペースアップを図る。淀川河川敷はいいペースを保っていたが、京都市内に入ると信号に引っかかりまくる。結局、7分ほど遅刻して到着。最近遅刻の常習犯になりつつある……。反省。

私以外の方々は当然待っていた。しかも全員車載で来ていた。masabowさんは最初から車載予定だったが、当初自走で参加と言っていたちょしさんが雨を気にして車載に変更。う、裏切り者ー。帰りに楽できなくなったジャマイカ。田中氏に至っては「滋賀から京都越えが飽きた」というよく分からない理由w

全員揃ったところで小浜練開始。まずは京見峠を目指す。

京見峠は距離3.1km、平均勾配7.2%の短距離コースで、本気でTTすればVO2Max領域となりかなりの地獄が見られるはずだ。しかし、masabowさん、ちょしさんはベーストレーニング、田中氏はダイエット、私はロングライドで強度をあまり上げたくないという全員の思惑が一致し、ガチ強度のTTにはならずw 結局、著しくデブ化 & 重い機材の私が最後尾でゴール。11分45秒、256Wだった。

その後は全員で均等にローテを回し、平和に進む。私が1回アタックしたのは内緒だぞ。基本的に向かい風だったが、そこまできつくはない。2回の休憩をはさみつついいペースを保ち、11時過ぎには目的地の小浜に到着した。

お昼ご飯

お昼ご飯は、私のリクエストでこだま食堂へ。

名物「わらじかつ丼」。もはや丼ぶりが見えない。オフシーズンだからこそ食べられる至高の一品だな。

余裕の完食。ご馳走様。

復路、小浜~自宅まで

往路も向かい風だったが、午後になって風向きが変わり復路も向かい風。天気予報は外す癖に、風向きの予報はきっちり当てやがる。しかも、前半は田んぼが広がるオープンなセクションで、強烈な風が吹き荒れる。260Wで踏んでも30km/h出るか出ないかといった感じだった。皆でローテを回しながら負担を軽減する。登りに入って周りが森林で囲まれると、相変わらずの向かい風ながらようやくましになった。

しばらく均等にローテを回していたのだが、登りのピーク手前数km地点でちょしさんが遅れだす。後半になって疲れが溜まっていたようだ。ペースを落としてちょしさんを回収し、さぁピークを目指そうと再び1つのパックで進み始めた矢先……

パーン!

私の目の前で田中氏のリアタイヤがバースト。タイヤを見ると、トレッド面がむき出しになるくらい使い込まれていた。そりゃバーストするわw

さくっとチューブを入れ替え、小さな携帯ポンプで空気を入れるという苦行が始まろうとしたそのとき……!

ちょしさんがゲージ付きの大きな携帯用ポンプを持っていた! 時短効果絶大! 私も1つ買おう。

再出発した一行。登り区間も終わり、あとは下り or 平坦を残すだけ。このまま平穏無事なまま練習するかと思われたが、田中氏が突然アタック! 私はすでに走行距離が210kmを超えており、さらにこの後70kmほど走らなければならなかったので一旦スルー。masabowさんが追いかけていく。しかし、ここでアタックできなければツール・ド・おきなわ210kmでは勝負できない(出ないけどね!)と考え直し、やや遅れて追走開始! 前の2人に追いつき、さらにアタック!

この後、アタックの応酬が続く。masabowさんが「まじかよ!」と何回も叫んでいたが、私も心の中で何回も叫んでいたw 結局、合計で10回ほどアタックをかけて死亡。まぁ、私のアタックは400W~500W(Max648W)で平地系ロードレーサーの900W越えに比べたらたかが知れてるが、いい練習になった。「出し切らないと練習にならないでしょ」とは、田中氏談。その通りだね。ただ3人と違って、私は家までの距離が後60km以上残っているけど……。

最後は再び1つのパックになって、京都市内に帰還。

3人はここで練習終了。お疲れ様。

私にとっての「出し切る練習」は、まさにここから。京都市内は40km/h以上、淀川河川敷は35km/h以上を目指して踏んでいく。しかし、最後の20kmでどんどん心拍数が落ちていくのが分かった。ハンガーノックだ。力が入らずペースダウン。別の意味で出し切ってしまった……。元気なら少し遠回りして300kmライドにしようと思っていたが、回復優先のため最短で家に向かう。19時過ぎに帰宅した。帰宅時体重55.85kg。うは、起床時から1.9kgも減ってる。

走行距離288.3km、平均速度29.9km/h、平均パワー170W (NP185W)、消費エネルギー5889kJ、GoldenCheetahによるTSSは432だった。く、ハンガーノックによる減速が無ければ30.0km/hを余裕で超えていたのに……残念。ちなみにガーミンログだと距離計算アルゴリズムの違いのせいか30.0km/hだった。

カロリーは足りていたのか?

久しぶりに補給に失敗してしまった。ハンガーノックを起こすと体に大きな負担をかけることになるので、絶対に避けたいところ。そこで、原因を探るべく記憶やレシートを頼りにカロリー収支を計算してみた。

まずは摂取カロリー。朝ごはんは、フルグラ1768kcal、十勝バターレーズンスティック696kcal、ダノンbio 62kcal、その他の推定カロリーを合計すると約2600kcalほどだ。お昼のわらじかつ丼が推定1200kcalくらいかな? もうちょっと多い気もするので、1200±200kcalとしておこう。ライド中の補給カロリーを計算してみたら、約2300kcalだった。全て合計すると6100±200kcalになる。対して、消費カロリー。基礎代謝が約1500kcal、消費エネルギーが5889kJ≒5889kcalなので、合計すると約7400kcalとなる。

結果、約1300±200kcalほど足りなかったことになる。計算上はちゃんとアンダーカロリーだった。どれくらい正確なのかは分からないが、ライド後半にもうちょっと食べていればハンガーノックは起きなかったのかもしれない。感覚だけでカロリーをコントロールするのは、いつになっても難しいなぁ。

まとめ

今回は4人のグループライドということもあり、とても楽しかった。心配された雨も全く降らなかった。よかったよかった。反省があるとすれば、遅刻したことと後半の補給に失敗したことかな。これだけ食べたのでハンガーノックは起こらないだろうと思ったら、そんなことはなかった。今後の教訓にしよう。

最後に

企画してくれたmasabowさん他、ちょしさん、田中さん、お疲れさまでした。また揉んでください。

帰宅後の夕食は栄養満点