HCCS2014 第3回 養父 ハチ高原大会 男子A優勝 男子総合3位
ヒルクライムチャレンジシリーズ(HCCS)2014第3回 養父 ハチ高原大会に参戦。年代別でまさかのキャリア初優勝。ヒルクライム3戦目にしてこれ以上無い結果を残すことができた。
実は、ハルヒル年代別9位(入賞8位以上)、大台ヶ原ヒルクライム年代別8位(入賞6位以上)と、ぎりぎりのところで入賞を逃していたので、最低でも年代別入賞(3位以上)を目指していた。が、先日の試走では4~5位相当のタイム……これはまた駄目か? とレース前から弱気な自分がいた。
そこで、今回はてこ入れを行うことにした。エンジンが駄目なら機材で補うしかない! ということで、友人からWH-9000-C35-CL(DURA-ACE C35 クリンチャー)を強奪借りたのだ。普段はWH-RS21を使っているので、1850-1488=362g(いずれもカタログ値)の軽量化となる。手で持ってみた第一印象は、確かにRS-21より軽い。しかし、レース前に100kmほど平地メインで走ってみたものの、RS21との差があまりわからず、本当に効果があるんだろうかという疑念を抱いていた。
今回は前日入りせず当日受付に。午前3時起床、3時半に家を出た。中国道~舞鶴若狭道~北近畿豊岡道を順調に飛ばし、八鹿氷ノ山ICに5時半くらいについたが、ここでまさかの便意。最寄りのファミマに滑り込みなんとか事なきを得たが、思いっきり下痢ピーで先が思いやられる事態に(ご飯中の方ごめんなさい)。ただし軽量化には成功?
大会会場に最も近い関宮中学校の駐車場に、満車ぎりぎりのところで滑り込む。受付後、6時20分頃からローラーでアップ開始。30分ほどで心拍数を180bpmまで上げられたので、調子は思ったより悪くなさそう。
それにしても寒い。8℃ほどしかない。一応指切りじゃない普通のグローブにロングビブタイツを履いていたものの、半袖ジャージにアームカバーという格好には非常に堪える気温だった。開会式が始まる頃には体は冷え冷え。大丈夫だろうか……。
そうこうしているうちにパレードスタート。パレードと言っても大会会場からスタート地点に移動するだけ、しかも規制していない道路を移動するのでとてもゆっくり。体を温めることなんかできやしない。あっという間にスタート地点へ。
今回はネットタイム形式。しかし、男子Aは全員一斉にスタートしていくので、よっぽど競っていない限りゴール順位がそのままリザルトとなる。スタート直前に知ったのだが、男子Aにはマトリックスパワータグ所属のプロ選手がサポートライダーとしてつくとのこと。
チャンピオンクラスの後、男子Aスタート! 1人が勢いよく飛び出していくが他は全員スルー。みんなプロ選手の後ろに付き位置w 最初は4~5%の緩斜面が続く。プロ選手の絶妙なペースコントロールにより、メイン集団は一列棒状。早くもふるい落としが始まる。が、自分にとってはぬるいと感じるペースで、全然余裕を保っていた。何よりも体を十分温めることができたのが良かった。緩斜面が終わる頃には、先頭集団はプロを含めて7名くらいになっていた。
緩斜面が終わるタイミングでプロが明らかにペースを緩め、勝負を促す。集団は一瞬横に広がるが、ここで1人が先頭に追走をかける。反応したのは自分を含めて3人(多分)。最初の9%超えの激坂区間で先頭に追いつき、先頭は4人(多分)となる。ここで冷静に周りの様子を観察。周りはほぼ全員ダンシングで、クランクが1回転する間に加速減速を繰り返している。つまり、すでに余裕がなさそうなのが見て取れた。一方の自分はシッティングで回しており、まだ余裕を残しながら登っていた。
この時点で「行ける」と確信。試走時に勝負所と踏んでいた12~16%もある2番目の激坂区間でペースアップ、独走を開始する。スタート時に逃げを打っていた選手が2番手で追ってくるが、激坂区間が終わる頃には40m以上引き離すことに成功。あとはオーバーペースにならないように後ろとの距離を確認しながら逃げ続けるだけだった。ゴール前最後の坂をダンシングで一気に駆け上がってさらに突き放し、余裕のガッツポーズでゴール!!
記録は30分30秒359。2位とは16秒差だった。男子総合でも3位に入った。総合1位はチャンピオンクラス優勝のWさんで圧巻の26分台、自分との差は3分35秒。これは機材云々を以てしても、今の実力では何ともしがたい。2位はブログで全国的に有名なクラブシルベストのFJTさん。男子Bで優勝されていた。FJTさんとの差は近くて遠い9秒。
とはいえ、向こうはガチ機材で7.3kg程(FJTブログより)、こっちはホイールこそC35に履き替えたとは言え、剛性なんて語れるはずもないエントリーグレードのなんちゃってDEFY compositeフレーム+Tiagraコンポで、多分8kg前後。それでこの結果を残せたのはかなりの自信になった。
結果的に、C35は絶大な威力を発揮したと言える。試走時には12~16%の激坂区間におけるケイデンスは50~55rpmほどしかなかったが、レース時には70rpmを切ることはなかった。これは明らかにホイールの効果だろう。軽い上によく回る。ホイールの重要性を改めて思い知った。そして、決戦用のホイールを買おうと決意したのであったw
何はともあれ、優勝できたのは本当に良かった。次戦は、今季最終戦となるツール・ド・沖縄市民50kmアンダー29。この勢いを保ち、先頭集団で勝負したいものだ。
最後に、ホイールを快く貸してくれた友人に深く感謝する。ありがとう!
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